●K-mal's HP 六絃琴のメモ

ギタースタンド付き椅子のDIY

(2015.12.31公開/2016.01.03更新)

 ギター用の椅子で、いいのがないかなぁと調べてみた。いろいろ出てくる。
 
         
▼ルネセイコウ ジャンボベストワーク LP-800

▼O.CRAFT Guitar Stool


 高さが調整できたり、ギタースタンドが付いていたりと色々見つかるが、
見た目の割に案外高価だし、気に入ったものが見つからない・・・。
ギタースタンドは、吊りタイプの方が好みだしなぁ・・・。
これは自作するしかないかなと(笑)。ということで、調べてみると、
同じように自作されている方がおられました。

<自作派の作品>

▼天白ECOアンサンブル>クラシックギター専用「折りたたみ椅子」

▼木工廊−毎日昼寝 ・ ときどき木工−>ギター椅子

<プロの方の作品>

▼kumako note>ギター用の椅子(ヤマハデザイン展 2010)

▼杜の舟 ・morinofune・>十八脚目・四角椅子(寄木)

▼page blog>ギター演奏用椅子

▼坂田卓也製作所>ギター椅子

▼宮崎椅子製作所>ギター椅子

 皆さん、いろいろ工夫されていて、どれも良いなぁと思いました。
 座面は、60〜75cmくらいに高めにされて、足置きを作るようなタイプが多いようです。

構想

 さて、私の限られた木工技術と工具で、「楽」に作れそうな(←ここ大事)
 ギタースタンド付きの椅子を考えてみました・・・。
 
 市販の木製丸椅子を持っていたので、これを改造しようと思いました。
 座面を高くするために、継ぎ脚します。今回は15cm足して、座面を60cmにしました。
 脚の1本に長い板を取り付けて、ギター用のフックを付ける案です。(下図参照)

 

材料&工具

 □ 市販の木製丸椅子  (座面高さは、45cmくらい)
 □ 壁掛けギターハンガーフック(アマゾンで安いのを購入)
 □ 2×2材    (継足用と足置き用に)
 □ 1×4材    (スタンド部分と筋交い用に)
 □ 木ネジ     (コーススレッドを適当に)
 □ ノブ付きボルトと鬼目ナット(スタンド部分の取付用)
 □ ノコギリ
 □ ノミ&金槌(筋交い部分のほぞ切り用)
 □ ドリルドライバー&ドリルビット、面取りビットなど 
 □ 木工用ボンド
 □ L型のスポンジ(100均で売ってる)

作り方、各部の写真

 作り方は、見たまんまです。特に説明は不要かと。
 案外難しいのは、継ぎ脚の長さの調整です。3本まで取り付けて、
 4本目の長さで微調整しましょう。

 
いきなりですが、完成図です。
スタンド部分はノブ付きボルト1本で固定し、脱着可能です。
見た目はともかく、実用性はありかなと。

 
継ぎ脚部分。補強のため筋交いを入れ、足置きも付けました。
足置きは好みで増やしてもいいかと思います。(2016.1.3棚板兼足置きを追加。下部参照)

 
壁掛けギターハンガーフックを利用。自作も考えたけど、手抜きしました。   (2016.1.3 ピックケースを貼り付けたり、カポを挟んだりしました)

 
スタンド部分は、鬼目ナットとノブ付きボルト1本で固定。
傷防止用にスポンジを貼ってみました。
(あり合わせの木材を使ったので、余計な所に穴がありますが、ご愛敬)

 
スタンド部分は、やや座面側に傾斜角を付けています。

 
ギターを掛けるとこんな感じです。
軽いアコギの場合は大丈夫でしょうが、重いギターではやや不安定になるかもです。
その場合は、重りを付けて土台部分を重くするなど工夫が必要かもしれません。

 
2016.1.3 足置きの追加を兼ねて、椅子の筋交い上に棚板を付けてみました。
小型のアンプを置くと、ちょうど収まります。重りにもなって安定しました。


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