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参考になる本

学校で使う教科書や資料集にも生物顕微鏡の使い方の基本がごく簡単に紹介されていますが、より深く顕微鏡での観察方法について知りたい場合は、以下の本が参考になるでしょう。ほかにもいろいろな本があると思うので、図書館などで探してみてください。(公開:2005/01/24、更新:2005/05/09)


『学研の図鑑(38)顕微鏡観察』
学習研究社(1978)\1,533
学研の図鑑の1冊。2003年に第35刷になっているので、顕微鏡関連本の中では、おそらくベストセラーでしょう。学習用顕微鏡を用いて観察できる身近な物の観察がたくさん紹介されています。写真やイラストが豊富で、とても楽しい図鑑です。



学研科学ムック「大人の科学マガジン」05号 特集「顕微鏡」
学習研究社(2004)¥1,680
ロバートフック式の顕微鏡の模型などが付録で付いてきます。私はこの付録に釣られて購入しましたが、本の内容もなかなか良かったです。オススメの1冊です。「大人の科学」シリーズについては ※こちらをご覧下さい。



『やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック』
一瀬 諭, 若林 徹哉, 滋賀の理科教材研究委員会編、合同出版(2005)、¥3,990
小中学生が充分に使えるように作られた写真と図を駆使した淡水プランクトンのハンドブック。下記サイトでは、お得なスクールパック版(1,680円)も申込みできます。
http://www.ds-j.com/nature/science/plankton/index.html
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『プランクトン・ウォッチング』
小田部 家邦著、研成社(1992) \1,000
「のぎへんのほん」シリーズの1冊。趣味としてのプランクトン観察を勧める内容。巻末の15ページには「はじめての人でもわかるプランクトンの一覧」と題して、主な淡水プランクトン、約60種類の特徴を捉えた線画が載っている。
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『顕微鏡による探検』
リチャード・ヘッドストローム著.宇尾淳子訳.蒼樹書房(1980)
顕微鏡での観察をミクロの世界の「探検」として紹介した本。59の探検が紹介されていて、それぞれに線画の顕微鏡観察図が付されている。髪の毛から始まり、ミジンコ、珪藻、昆虫、シダ、維管束、花粉、変形菌、ウドンコ病菌、動物の神経など、この訳本が発行されたのが1980年、原著はさらに40年近く前の本らしいが、全く古さを感じさせない内容なのが素晴らしい。



『顕微鏡観察の基本』
井上勤監修.地人書館(2000)\3,150
新版 顕微鏡観察シリーズの1冊。顕微鏡の歴史や種類、光学的な仕組みの解説、扱い方、顕微鏡撮影などの基本が簡潔にまとめられた書籍。類書がなく、とても参考になる。
他に「植物の顕微鏡観察」「動物の顕微鏡観察」「岩石・化石の顕微鏡観察」がある。



『顕微鏡フル活用術イラストレイテッド〜基礎から応用まで〜』
細胞工学別冊.秀潤社(2000).¥3,675
書名のとおり、豊富なイラストで顕微鏡の操作を解説した研究者向きの好書。位相差観察や微分干渉観察、蛍光観察などの仕組みについてもわかりやすい説明があります。
http://www.bioweb.ne.jp/content/saibo_betsu/kenbi00.html
目で見る実験ノートシリーズの1冊。上記サイトに目次があります。



『生物観察実験ハンドブック』
今堀宏三・山際隆・山田卓三 編集、朝倉書店(1985)¥10,500
小中高の教師を主な対象にしたハンドブック。225〜255頁に水中の微小生物教材、281〜311頁に水中微小生物の検索、312〜318頁に海水産プランクトンの検索などがあり、とても参考になります。土壌動物の検索表などもあります。
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『大学実習 生物学実験』
佐藤重平 編、裳華房(1955)\2,205
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『光学機器大全』
吉田正太郎著、誠文堂新光社(2000)、\8,400
 カメラなどの写真レンズから、投影機、各種プリズムや分光器、天体望遠鏡、顕微鏡、潜望鏡、フレネルの灯台用レンズ、眼底カメラや胃カメラなどの医用光学機器まで、ありとあらゆる光学機器について詳しく解説されています。図版も多く用いられ、まえがきによると、462個もあるようです。顕微鏡については、第11章(475〜542ページ)で取り上げられています。
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『シングルレンズ−単式顕微鏡の歴史』
ブライアン.J.フォード/伊藤智夫訳、法政大学出版局(1986)\2,520
レーウェンフックの顕微鏡で有名な、1枚レンズのシンプルな単式顕微鏡の歴史をさまざまなエピソードを添えて紹介した本。ブラウン運動の発見で有名なロバート・ブラウンの使った顕微鏡の図なども載っている。登場する人物には、科学史上に名を残す偉人も多く、顕微鏡の歴史と科学史との深い関連を感じることができる。
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