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携帯顕微鏡、KOYO KM-1


 携帯顕微鏡に興味があったので、ネットのオークションで落としてしまいました・・・。KOYO光学?のKM-1型です。なかなか味のある鏡筒デザインです。
 大きさは、左端の写真の状態で、縦27cm×横6cm×奥行11cmほどです。機械的鏡筒長は160mmで、きちんとJIS規格になっています。対物レンズは、10倍アクロマート、接眼レンズは15倍WF(ワイドフィールド)が付いていました。レンズはそれなりに汚れがありましたが、クリーニングしたら使える状態になりました。ピント合わせは、鏡筒の支持リングに斜めの溝が切ってあり、鏡筒自体をひねって上下させる方式です。40倍の対物レンズに付け替えて、600倍で使ってみましたが、この倍率ではかなりピント合わせが難しく、やはり150倍程度で使うのが良さそうです。米国 BROCK OPTICAL社の製品 MAGISCOPEの合焦装置と同じような機構です。
 ステージには、小さいながらもクリップがあり、集光用の半球レンズが固定されていました。台部には単3乾電池2本で点灯する豆電球が仕組まれていました。豆電球の光源色補正用にブルーフィルターもちゃんと付いていましたが、残念ながら割れていました。じつは、照明を白色LEDに改造したのですが、ちょっと暗めで改良の余地ありです。
 7×50クラスの双眼鏡用ハードケースに似た四角い黒箱に入っていましたが、ケースは相当痛んでいました。前の所有者は相当活用されたみたいです。鏡基のアーム部には、スライドグラスを3枚収納できるように工夫されていました。

(公開:2005/09/20、更新:)

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